自分の腕の中で、次第に体温が低下していく我が子を抱く感覚。
ぬくもりを失いつつ、呼びかけにも応えなくなっていく我が子。
もう、このまま死んでしまう・・・
そういった恐怖のような、でも、現実のような・・・
と言いつつ、「そりゃそうだよね」、と冷静に思うような。
ついに、ランキングは圏外になった。(今朝)
ランキング外の、う~んと下位にランクされているブログをペラペラ、パラパラと見てみた。
あれ?
かつてよく読んでいたブログが、ちらほら。
こんな下位でも、ブログは続いていた。
ブログを読むと、相変わらずイキイキと暮らしておられる。
いつごろからブログ書いておられるのかしら?と見てみると、ほぼ、わたしと同時期。
あらまあ、同期の桜。
子供さんもずいぶん、大きくなられて・・・。
7年の月日が経っていた。
ブロガーさんご本人も、もっとお若いと思っていたのに、あれ?こんな年だった?と思うような、けっこうなお年に。
そりゃあそうだ、当時から7歳上乗せ。
わたしだって、同じように7年経っている。
相変わらずの以前と変わらないスタンスの暮らしを続けられているようで、
なんだか安堵感のようなものに包まれた。
その人の、嫌いな部分もある。
性格や嗜好の面で。
ある程度の訪問で遠ざかったのは、そのせいでもある。
しかし、年月が経つと、嫌いな面は、私自身のコンプレックスから来るものだったりしていた。
なので、今、その人と向かい合っても(といっても、勝手に一方的にブログを読むだけだが)、
以前のような感情はない。
わたしも成長した(年を取った、とも言う)。
あの人も、まるくなられたと思う。
意気込みを通り越して、なんだかムキになっていた、肩にへんに力が入っていた、
キツさ、刺々しさ、デリケートな心を隠すような強気の姿勢、無理やりっぽい明るさ、
そういうものが消えていたように感じた。
おそらく、子育てがひと段落して、楽になったこと、落ち着いたことで、
生活そのものを楽しめるようになったのだろう。
彼女は、わたしより10歳も年下なので、いつまでも死ぬまで10歳年下なのだが。
たった10歳で、あんなに生活サイクルが違うのだ、と、自分でもびっくりした。
子供や夫、つまり家庭を軸にすべてが回る生活。
子育て期の専業主婦か否か、では、当然違って当たり前なのだが。
あと10年経つと、どうなるのだろうと想像してみる。
お子さんたちは、全員成長され、独立されるだろう。
日ごろは、ご主人と二人だけの静かな生活。
(フランス人は、日本人の結婚観とは少し違い、結婚は事実婚重視。
嫌いになると、すんなり別れる傾向にあると、感じる。
ご主人と別れていないとは思うものの・・・)
しかし、なにかの機会には、みんなで集まって楽しい時間を過ごされることだろう。
彼女の10年後の姿が、今のわたしか?といえば、そうではない。
それまでの歩みが少し違うので、単純に年月だけを重ねると同じような生活になるわけではない。
それぞれの生活のうえに、それぞれの時間の積み重ねがある。
自分にとって何が大事か、大切か、重要か、
どんな時間を守りたいか、
そんなことを自問自答する、良いキッカケになった。
お互いの幸せは、お互いの胸のなかにある。
目標に向って歩いていると、目標が達成されたあと、喜びの後に、一瞬の虚無感に襲われたとしても、
軸足はしっかり地面についている。
それまでに培われてきた、力強い足だ。
いろんなレースを走っている、いろんな人を、横っちょで眺めながら、
自分もまだ、一生、自分のレースを走り続けることだろう。
The color of the sky 染まるの疲れ あなたの侧から脱出 バブルの時 最も美しい彼を探して 美しく見える メモには愛 素敵な笑顔